長所を褒めるか、短所をけなすか②

子どもに限らず大人でも、長所を褒められると前向きになります。短所を突かれると怒りが湧いてきます。だから他人の欠点に気付いたとしても決して口に出して言うことはありません。人間関係をギスギスしたくないからです。
では、親子の間で言い合うとどうなるのか。当然、親子げんかになります。しばらくは口をきかなくなる場合もあります。「自分の子どもだから、言っても大丈夫。」でしょうか?子どもは「人」として認めてもらいたいのに、自分の欠点をあえて指摘される。子からすれば、「人」扱いではないと気づきます。だから反抗します。物を投げたり、ドアを強く閉めたり、ごみ箱を蹴ったり…。幼いゆえのボキャブラリー不足から、口で言い返せずこのような行動に出るのかもしれません。アメリカの作家、マーク ハンセン著「こころのチキンスープ 愛の奇跡の物語」に、
子どもは、励まされて育つと
自信を持つようになる
子どもは、ほめられて育つと
人に感謝するようになる
子どもは、存在を認められて育つと
自分が好きになる
子どもは、努力を認められて育つと
目標を持つようになる…
子どもは、安心感を与えられて育つと
自分や人を信じるようになる…
あなたの子どもはどんな環境で育っていますか?
という部分があります。
「褒める」、「認める」ことで理想としている「人」に近づくのであれば、長所を褒めてそれを伸ばしてあげることが、その子にとって、より明るい将来になるのかもしれません。 Tweet
2022年05月10日 12:00