過去9年間の合格


人数は正確な数字で、追加などしていません。毎年10~15名が公立高校を受験し、2~3名は第1志望の私立を受験しています。1部公立高校の記載を省略しました。
ただ、ここ2,3年の南高と商業の1.1倍~1.2倍という競争率の低さには驚かされます。これを合格実績に入れてもいいのか、と考えながら記載しました。これら倍率のことは近いうちに書こうと思っています。
開校1年目のことですが、中3の生徒が学期途中から入塾するなど、時間的にも学力的にも間に合わなかったこともあり4名が惜しくも不合格でした。10年間で、この1年目が最も多い不合格者を出したので悔しかったことをよく覚えています。
これをきっかけに『第1志望校に全員合格』を自身のメインテーマに、オリジナルテキストの作成や弱点対策のプリント作成、公立合格マニュアルなどを作りました。プログラマーにお願いして、『間違えた問題にあるバーコードを読み込んだら、その対策問題がプリントされる』ものを開発してもらいました。生徒の弱点を徹底的になくす画期的なシステムだったので、予想以上に生徒の成績が上がっていきました。生徒1人で年間に約5000枚の練習問題を解いていたので、「家にはプリントだらけです。」とよく保護者から、やんわり注意を受けることもありました。また生徒から「この数字がおかしい!」とか「英語の綴りが間違っている!」と、よく言われたものです。
いろんなことが目まぐるしく過ぎた9年ですが、1年目の受験の失敗があったからこそ、今があるのかもしれません
子供たちは幼いころから言われているのか「間違えることは悪いこと」と考えているようです。練習問題でも、修正の青丸より、最初で正解の赤丸をもらおうとします。子どもたちに、「間違えていいよ!」と伝えるのは、1度間違えてやり直した方が頭に残るし、次は間違わないようにするにはどうすればよいか工夫することが大切だと思っているからです。
日々のちょっとした工夫と努力の積み重ねが、本番の入試で発揮できる力になるのであれば、『ミスからの成長』は日ごろから多くあったほうがいいのかもしれません。
2022年05月17日 16:00