志望校を決めること

よく、こちらの方も含めて「南部地区は学力レベルが低い。」とか「学校のレベル自体が低いから。」と聞きます。塾で実際に指導してみると、決してそんなことはないことに気づきます。学習の「処理能力が高い子」や「長く続く集中力」、「数学的なセンス」など、元からかなりの能力が備わっている子は普通にいます。もちろん平均的な中間層や、下位層もいます。しかし、これは南部地区に限ったことではありません。どの地域にもできる子、できない子は普通にいます。
しかしながら、志望校を決める段階になると、本人の学力より下の高校を選ぶケースを多く見てきました。(みんなではありません。)
講師「どこ受ける?」、
A君「△△高校!」、
講師「え?なんで?○○高校は?」
A君「落ちるかもしれないから受けません。」
講師「Bさん、君は?」
Bさん「○○高校」
講師「◇◇高校って、言ってたと思うけど?」
Bさん「どうせ無理だからやめておけって、
親から言われました。」
このような会話は、毎年自塾で2,3件はあります。
わかるような気もしますが、受かる可能性が高い生徒でさえ、ワンランク下の学校を志望校に決める割合が多いように思います。
2022年05月21日 22:00